58 一体、どこまで行けばいいのだろう?
山田山男45才。
リアルタイムで人類初の月面着陸の瞬間に胸躍らせた山男少年。
自分も宇宙にはばたくパイロットになろうと
青春時代を学業に注ぎ、ロウソクの火の元、勉学に勤しむ。
そのかいあってNASAに入社。
一生懸命訓練するも、視力検査で不適正と判定される。
それでも飛行機が好きで整備士として働くが
何かが違うと退職。
その後、長距離トラックの運転手になろうとしたが
方向音痴である事に気づき断念。
競馬の騎手になろうとしたが
どうにも馬がなつかず断念。
遊園地の汽車ポッポの運転手のアルバイト就任。
子供と本気でケンカして解雇。
自営で人力車を始めるが
汗っぽくなると脇臭がひどく
お客から苦情が殺到。
と、人生ドンヅマリの時、転機が訪れる、、、
地底から現れた大怪獣を退治するべく
地球防衛軍が秘密裏に完成させていた巨大ロボット。
その操縦士にならないかと言う話が舞い降りた、、、
山男は思った、「これこそオレの求めていた仕事だ!」と、、、
山男「あの、、、ワタシは何をすればいいんでしょうか?」
隊長「キミは、合体ロボットの足の部分だから
戦闘時は自動操縦だ、、、何もしなくていい。」
山男「、、、」
隊長「めちゃめちゃ揺れるぞ。」
山男は「タバコを買いに行く」と言ったきり、どこかに姿を消したと言う、、、、