94 こっちはイイけど、そっちはダメ。

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小学校6年生のとき、ボクには相思相愛の彼女がいた。
バレンタインデーのチョコは顔ぐらいデカイハートをもらった。
でも、肉欲はまだ芽生えておらず、キスすら考えたことさえなかった。
だから、放課後よく彼女の家に遊びに行っても、ゲラゲラ笑ってるだけだった。
今思えば、成長の早い女の子は、同じ年でもボクより熟れていたのだろう。
ある日、いつものように彼女の部屋で遊んでいたら、こんな事があった、、、、
ボクはタンスの上に上って変な顔をしたり、彼女を笑わせることに命をかけていた。
で、ベットにあったパジャマのズボンを頭からかぶったりした。彼女は笑った。
においを嗅いだりしてみた。彼女は笑った。
パジャマのちょうどお尻のところに穴が開いてることを発見したボクは、しこたま穴を広げた。
彼女は大いに笑った。
で、ボクがその穴に指を突っ込んだ。
すると、彼女は今までとは違い、突然、頬を赤らめ、はにかんだ。
変な空気が流れた。
シーンとした。
なんか、いけない事をしてしまったことに気づいた。
その時、大人と子供の境界線に踏み込んでしまった感覚があった、、、、

その後、ボクは引っ越してしまい、しばらくしてから彼女に手紙を送った。
返事には、中学に上がって何があったのか、最近、デビットボウイとSASがいい。と書かれていた。
ボクは、SASって何だ?と返事を出したら、「サザンオールスターズ」だった、、、

彼女とはそれっきり。
ボクは、まだカエルのケツに爆竹を入れてる方が楽しかった、、、、


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