71 名前の通りでございます
男三人兄弟の我が家では
パンツに名前を書くしきたりがあった。
「お父さん」「しげお」「元」「木」
これで誰のパンツかが一目瞭然だった。
それは、ボクが小学生の頃。団地の５階に住んでいた時だった。
未だにボクは「おなか」が緩く
よく言う、「本屋さんでウンコがしたくなる」のはもちろん
あらゆる買い物中にもよおしてしまう。
そぅ、街でよくウンコを漏らす事があるのです。
で、幼いボクはまたまたウンコを漏らし
怒られる前に証拠隠滅！と
自宅のトイレでパンツを洗ってました。
水を流しながら直接便器の中にパンツを入れて
ジャブジャブ洗濯してたのです。
ところが、ピュッ！とパンツが持ってかれてしまった。
あっという間に便器が吸い込んじゃった、、、
「まぁ、パンツも無くなった事だし、これはこれでいいか、、」と
楽観視していたのが間違いでした。
すぐに５階から１階まで、ボクのうちの並び全棟
「トイレがつまってしまいました」
下水のフタを開け。
つまってる原因が排除される事になりました。
長い竹の棒で一枚の布切れがつり上げられました。
それは、パンツでした。
そして、「元」と、ボクの名前が刻み込まれていたのでした。
神様は、どうしてボクに締まりの悪い肛門をお授けになったのでしょうか？