38 マヨネーズ戦争

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ある所にソフホーズとコルホーズと言う双子がいました。
ある時、ソフホーズがコルホーズに言いました。

「兄さん、僕はマヨネーズが大好きなんだ。」

するとコルホーズが言いました。

「何言ってるんだ。マヨネーズが好きなのは俺の方だ!」

ソフホーズはすっかり困ってしまい、こぅ言いました。
「じゃあ、どうすれば僕がマヨネーズ好きだって認めてくれるんだい?」

コルホーズは言いました。
「そうだなぁ。
 裏のハラッパに生えてる雑草を
 マヨネーズ一本で全部たいらげる事が出来たら
 あるいは信じてやってもいいんだぜ」

「裏のハラッパ?
 50平方メートルはあるじゃないか!」

「お前がやらないなら俺が先にやってもいいんだぜ」

コルホーズが先にたいらげてしまったら
次に雑草が生えるのは来年です。
一年間マヨネーズ好きを認めてもらえないのです。
ソフホーズはやむなくマヨネーズをちょっとずつ雑草に付けながらパクパク食べはじめました。
「うんまずくないぞ」
ソフホーズは犬の糞を見つけると固まったまましばらく考えましたが
「これはカリカリベーコンだ」と思い
何とか広いハラッパ全部の雑草をたいらげました。

「どんなもんだい!これで僕がマヨネーズ好きだって認めてくれるよね」

するとコルホーズは笑いながらこう言ったのです。
「あーっはっはは、、、
 ばかだなソフホーズ!
 これじゃあマヨネーズ好きじゃぁなくって
 ただの雑草好きじゃぁないか!」

それを聞いたソフホーズは逆上してコルホーズの首を絞めました。
ぎゅうっと力いっぱいに絞め付けると
コルホーズの頭の上の赤い栓がはずれ
ピュウっとマヨネーズ色の脳みそが吹き出しました。
コルホーズは死んでしまいました。

おしまい。
 


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