130 報酬
人はどんどん欲しがる。
一つ手に入れると、もっともっとだ、、、
中学校の修学旅行で、男十何人の大部屋の向かいが
女教師の部屋だった、、、
彼女は子供相手にセクシャルについて何も考えなかったのだろう
ベランダに「スリップ」を干しやがった。
ボクは異常に興奮した。
かぁちゃんがスリップ派でなかったので、その下着は、えらいセクシャルだった。
で、スリップなんて名詞を知らず、ボクはそれを「ブラパン」と呼んだ。
ブラジャーとパンツ（正確にはパンツではないんだけど）で「ブラパン」、、、
で、ボクの中のたぎる何かが爆発した。
ボクは「ブラパーン！」と叫びながら、大部屋に積まれていた布団にダイブした。
どうしょうもなかった。
体が勝手に動いていた。
他のルームメイトは何事か視線を向ける、、、
ボクのブラパンダイブとベランダのスリップ、、、
一瞬にして、中学生の中の男が目覚める。
他の生徒達もボクに続き「ブラパーン！」と叫びながら
柔らかい布団の中に身を沈めて行く、、、
早く自分の番が来ないかとジリジリしながら列を作り順番待ちしている。
「ブラパンダイブ」は５、６周続いた、、、
男達は、一つ大人になった気がした。
誇らしさと、達成感を共有した。
今。
ボクは何を見たら、あんなにも興奮する事が出来るのだろうか、、、